小さい子ほど気を付けて

2021もあと3か月。コロナとの闘いも間もなく2年。
友達に会えない。遊びに行けない。「マスク警察」なんて言葉も出現した。

子どもたちを見ていると、本人がわかっていないところで、相当なストレスを抱えている。

大学生でも、友達に会えない、自由に帰省できない、オンライン授業ばっかり。。。。と,辛い気持ちを吐露する。

辛い時に、辛い、と言えるのは、実はとても大事なことで

自分の気持ちを言語化できると、人に聞いてもらえるだけで楽になることもある。

しかし

小さければ小さいほど、子どもは自分の気持ちを誰かに伝える言葉を知らない。だから、やたら神経質になったり、甘えん坊になったり、食欲不振になったり、いろいろなSOSを発することがある。笑わなくなったり、無表情になることもある。

息子は2歳で入院した時のことを、小学生になって、やっと詳しく言えるようになった。
「昼間、一人で病室にいる時間が長くて、死んじゃいそうだった」
「痛くて苦しくて、泣いても泣いても看護師さんしか来ない」
「点滴も呼吸器も外して動いていいよって言われても、動かなかったのは、足が痛くて歩けなかったから」

今でも、夜中に布団をかけなおそうとするだけで、びくっとして起きることがある。点滴針や点滴の薬液のチェックに、夜中に2回、看護師がどうしても体に触れるので、嫌な記憶として、いまだに覚えているから、らしい。普通の生活に戻れても、いまだにそうなのだ。

大人にとっては、たった2年かもしれないけれど、子どもの2年は大きい。
コロナ禍の、この影響は、さまざまなところで、おそらく長ければ、10年ぐらいはかかるかも。

どういう影響がでるかは、子どもが100人いれば100通り。

親や教師は、小さい子供ほどよくよく気を付けて、成長を見守るようにすべきだろう。

コロナが普通の風邪になったら終わり、ではない。

関連記事

  1. 【64】冬至初候 第六十四候「乃東生(なつかれくさしょうず) 」

  2. 【39】立秋末候 第三十九候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」

  3. 【37】立秋初候 第三十七候「涼風至(すずかぜいたる)」

  4. 【56】立冬次候 第五十六候「地始凍(ちはじめてこおる) 」

  5. 勉強しろと言われたことがない人生

  6. 【50】寒露次候 第五十候「菊花開(きくのはなひらく) 」

  7. 「頑張れば、できる」は、時に人を傷つける

  8. でも、どうせ、だって。。。。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。