【4】雨水初候 第四候「土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)」 

【4】雨水初候
第四候「土脈潤起(つちのしょううるおいおこる)」
天気は雪から早春の雨に変わり、大地を潤し始める(2022年2月19日~2月23日)

◇植物
春キャベツ・・・この時期のキャベツは葉が柔らかくみずみずしい。
雪割草(ゆきわりそう)・・・雪割草(花言葉は自信・期待・はにかみ屋)は、雪解けの頃に雪を割って咲くという意味。

◇魚
飛び魚・・・そのまま食べても美味だが、おいしい出汁がとれる。
ホウボウ・・・

◇行事など
お伊勢参り:江戸時代中期から庶民の間で盛んに。季節のいい春に行う。江戸からは片道15日。当時は自由に移動が許されていなかったため、お伊勢参りは庶民のあこがれだったそう。

**季節を味わう
スーパーなどで春キャベツが並ぶころ。春キャベツは葉がやわらかく、見た目もバラのつぼみのようにふんわり膨らんで見える。くせがないので、子どもにも食べやすく、和洋中のジャンルも選ばず、漬物、サラダ、スープ、回鍋肉など万能野菜。ちなみにキャベツの旬は年に3回あります。

雪汁(ゆきじる)・・・昔からこの季節は農耕の準備を始めるころでした。山の雪が解けて雪解け水となり、田畑を潤すのが「雪汁」。それが激しく流れるような場合は、「雪代」(ゆきしろ)。またの名を「雪消の水」(ゆきげのみず)。雪汁で川や海が濁る様子を「雪濁り」ともいうそうです。今のようにテレビの天気予報もない時は、雪や水の様子で季節を感じ取っていたのですね。

 

関連記事

  1. 【10】春分初候 第十候「雀始巣(すずめはじめてすくう)」 

  2. 18:牡丹華(ぼたんはなさく)

  3. 【70】大寒初候 第七十候「欵冬華(ふきのはなさく)」 

  4. 【58】小雪初候 第五十八候「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」 

  5. 【23】小満次候 第二十三候「紅花栄(べにばなさかう)」 

  6. 【53】霜降次候 第五十三候「霎時施(こさめときどきふる)」

  7. 【2】立春次候 第二候「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」

  8. 【72】大寒末候 第七十二候「雞始乳(にわとりはじめてとやにつく) 」…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。