失われた時間、逃したチャンス、一度口にした言葉は二度と戻らない

コロナ自粛は当分続くだろう。

今の子ともたちは 生まれた時から、いろいろなものがあふれていて、これだけ長期にわたって、我慢を強いられる体験はしたことがないだけに、そろそろ耐えられなくなってきているのは確かだろう。

おそらく、これまでのように毎日学校に行ける、という状態に回復するには相当な時間を要するだろう。

そうなったときに、子供たちの学習の保障はどうするのだろうか。学校が唯一の居場所という子供だっているのだ。

私学では、一人ひとりにタブレットを持たせて、対面授業に近い、WEB授業が進められているところもある。
しかし、公立はそうはいかない。家庭環境によっては、スマホがあっても、パソコンがない、ということも決して少なくないのだ。
スマホだけで、オンライン授業をするのはかなり無理がある。容量の問題もあって、一日中ビデオ授業を見ていたら、あっという間に上限に達してしまう。

学校に行かないなら、全部オンライン化してしまえ、というのは強者の意見。それも一理あるけれど、教師の立場でいうと、それはできない、と思う。
学校という場所を全くなくしてしまったら、pcがない子は、そもそもスタートで差がついてしまうのである。

本来なら、学校に行って、当たり前にできていたはずの勉強の機会、この2か月できていない。2か月の時間と学習機会は取り戻せない。
一度口にした言葉は、二度と戻らないのと同じで。

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