【9】啓蟄末候第九候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる) 」
新暦3月15日~3月19日頃 青虫が孵化して蝶になる。夢虫は蝶のことで魂のシンボル。この時期によく見かける。
*植物・・・葉わさび
かたばみ・・・かたばみは家紋になるなど親しまれている花。(花言葉は、母の優しさ・あなたを捨てない)
*魚
青柳(貝)
*動物
やまとしじみ(蝶)
*行事など
・十六団子:3月16日は、田の神様が山から降りてくるのを団子でもてなす。
・春のお彼岸:
ぼた餅を食べると先祖供養になると言われている。春は牡丹の花にちなみ「ぼた餅」、秋は萩の花にちなみ「おはぎ」と呼び名が変わる。同じ食べ物なのに、季節によって呼び名を変えるのは、四季の変化に敏感な日本ならでは、ともいえる。
もうすぐ日本人女性の平均寿命の年齢に達する高齢の母ですが、昔は毎年春と秋には、たくさん作っては近所の人におすそ分けをしていました。今は健康志向もあいまって、昔のような甘い甘い和菓子は好まれないのかもしれませんが、戦中戦後を経験した母にとっては、白いもち米と甘い砂糖、小豆をたっぷり使って作るおはぎは贅沢なおやつ、なのかもしれません。今はもう、赤ちゃんに帰ってゆくような状態になってしまい、おはぎを作る気力も、もう残っていないようです。まだ、話ができて、台所にたつ気力があるうちに、母の「おはぎのレシピ」を聞いておくことにしようかな。
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