【11】春分次候 第十一候「桜始開(さくらはじめてひらく) 」

【11】春分次候 第十一候「桜始開(さくらはじめてひらく) 」

桜の花が咲き始める 3月26日~3月30日

*旬のメッセージ
季節を意識して、動植物の動きや旬の食べ物をとるようにすると自ずと暮らしが整っていきます。

◇植物
・アスパラガス・・・アスパラガス。(花言葉は普遍・勝利・無敵)
・辛夷(こぶし)・・・辛夷(こぶし)は、その花が咲いたら田打ちを始め、稲の種まきをすることから「田打ち桜」とも呼ばれる。
(花言葉は友情・信頼・愛らしさ)モクレンより一回り小さく、花も可憐ないい香りがします。
・桜(さくら)・・・桜の別名は「夢見草」。桜には山桜や染井吉野がある。(花言葉は純潔・高尚・優美など)ソメイヨシノはクローンで増やしている
ので、「桜前線」がある。しかし、桜はそれほど寿命が長い樹種ではないので、いずれはソメイヨシノが一斉に咲くのは見られなくなるのではないかと言われています。

◇魚
・さくらえび・・・色鮮やかなピンク色の海老。

◇行事など
お花見:日本各地で桜のお花見が楽しみにされる。

**季節を味わう
春分も過ぎて、小学校も春休みに入ります。通いなれた学び舎や友達との別れ、そして四月からの新しい生活への期待と不安。そんな気持ちが入り混じった日々もあっという間に過ぎ去っていきます。近年は、桜の花が咲くのが、春休み中で、入学式には葉桜になっていることが珍しくなくなりました。ほんの半世紀でこんなに大きな変化があると、山の植物が相手となる造林学を専攻した人間としては、桜の開花が早くなるのは、将来がどうなるか、少し心配なことではあります。川沿いの遊歩道にあるソメイヨシノの、まだ咲かないつぼみを見て、「まだ早いよ、四月まであと少し」と祈るように語りかけてしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

  1. 17:霜止出苗(しもやみてなえいずる)

  2. 【42】処暑末候 第四十二候「禾乃登(こくもつすなわちみのる) 」

  3. 【39】立秋末候 第三十九候「蒙霧升降(ふかききりまとう)」

  4. 【22】小満初候 第二十二候「蚕起食桑(かいこおきてくわをくう)」

  5. 【20】立夏次候 第二十候「蚯蚓出(みみずいずる)」 

  6. 【59】小雪次候 第五十九候「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう) 

  7. 【8】啓蟄次候 第八候「桃始笑(ももはじめてさく)」 

  8. 【29】菖蒲華(あやめのはなさく) 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。