【14】清明次候 第十四候「鴻雁北(こうがんかえる)」
新暦4月9日~4月13日頃 暖かくなり雁が北国に渡っていく
**植物
たらの芽・・・山菜のひとつで天ぷらなどにして食す。酒の肴にぴったり。タラの芽はおいしいですが、親木はとげああります。
花言葉は「強い態度・他を寄せ付けない」ですから、それもうなずけます。
**魚
ほたるいか・・・富山湾が有名ですが、その他北陸地方日本海側ではごく普通に食べられる。沖漬け(醤油漬け)や、茹でてからしみそなどで食べる。
**行事など
イースター:イエスキリストの復活祭。
**雁風呂:青森津軽地方に伝わる伝説に基づいた春の季語。
雁が落としていった枝で炊いた風呂。枝を持ち帰れなかった、亡くなった雁の供養。
この時期、雁が群れを成して、北の国に帰ります。春の訪れとともに、けっして楽ではない空の旅で帰ってゆく姿。この時期の北国の曇り空を「鳥曇(とりぐもり)」というそうです。
この鳥曇りもまた、日本海側の鈍色の空を知らない人には、言葉だけで伝えるのは難しいかもしれません。
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